愛知県立稲沢緑風館高等学校

MENU

学科・部活動ブログ

2024.12.19 園芸科学科ブログ

商品開発報告「純系カクメロ」 あいちの伝統野菜✕四角いメロン

 稲沢・稲沢緑風館高校にて2024年秋作の温室メロン栽培で実践研究した「純系カクメロ」の報告をします。「純系カクメロ」とは、純系アールスメロンと四角いメロンを合体させた特別なメロンのことです。どちらのメロンも栽培が難しく現在は、ほとんど栽培されていません。

 純系メロンは、あいちの伝統野菜に認定されている「渥美アールス」、別名「純系高松メロン」と呼ばれる品種を選定しました。昭和から平成初期にかけて愛知県渥美地方で栽培されていた伝説の品種です。

 四角いメロンは、愛知の農業高校生が発案して2002年から研究開発され、「カクメロ」として商標登録、栽培技術で特許を取得して香港に輸出するなど一世風靡したメロンです。

 今回2つの幻のアールスメロンを融合させ新たに「純系カクメロ」の栽培に成功しました。インパクトのある外観による観賞価値に加えてコンパクトで安定する果実は、輸送や冷蔵庫収納などに実用的な利点があります。純系アールスメロン特有の優美な芳香や上品でまろやかな甘味と、四角いメロンの皮近くまで糖度が均一な利点やしっかりとした果肉が「純系カクメロ」の特徴です。 四角いメロンの皮面を器にしてサイコロ状の果肉を盛りつけます。洋酒などをそそいでスプーンですくいながら味わうと、至福のひとときを感じる大人のデザートになります。

カテゴリー
過去の記事

PageTop